募集期間:2月1日~28日23時59分まで
経口中絶薬「メフィーゴパック」のパブコメ募集中!
2023年1月27日(金)、厚生労働省の部会が、経口中絶薬「メフィーゴパック」を「承認して差し支えない」と判断しました。 これを受けて厚生労働省はいま、経口中絶薬承認の可否を問うパブリックコメント(以下パブコメ)を募集中しています(2/1~2/28)。 今後、3月の薬事分科会でパブコメの結果をふまえて、承認できるかどうか再度議論されます。
■経口中絶薬は安全性・有効性が高く、WHOは必須医薬品に推奨!
経口中絶薬は、妊娠9週までに服用すると9割以上の人が24時間以内に妊娠を終えられる薬です。安全性・有効性が高く、1988年に初めて承認されてから80カ国以上で使われています。 WHOは経口中絶薬を、必要とする人が適切な価格で入手できるように、必須医薬品として推奨しています。
■いま日本の中絶方法は手術のみ⇒安全な中絶の選択肢を増やそう!
日本ではいま、妊娠12週未満の中絶は手術しかありません(そうは法と吸引法)。なかでも「そうは法」はWHOが「すみやかに薬や吸引法(安全な中絶)に切り替えるべき」としている古い方法です。 経口中絶薬が承認されても、運用において値段が高い、入院が原則、母体保護法の配偶者同意が必要など、課題はたくさんあります。 しかし、まずは日本においても経口中絶薬が使えるようになること、中絶の選択肢が増えることが大切であると考えます。 日本に国際基準の「薬による中絶」を導入しましょう。
■経口中絶薬の承認に「反対」する署名は5万5千筆!⇒「賛成」のパブコメを送ろう!
現在、経口中絶薬に反対の人たちが承認阻止の動きを強めています(昨年末に中絶薬反対署名5万5千筆あまりを厚労大臣に提出)。 意見募集期間が2月いっぱいと短いので、一般にあまり知られないまま反対意見が多く集まってしまうと、中絶薬承認が先送りになり、手術しかない状態が続いてしまうのではないかとわたしたちは危惧しています。 「承認賛成」の声が、反対を上回る必要があります。
■わたしたちの声で安全な中絶の選択肢を増やそう!
経口中絶薬の導入に賛成の皆さまには、個人はもちろん、団体・グループとしても、ぜひパブコメをお送りくださいますようお願いします。 「妊娠継続が困難な人のために承認してほしい」「手術以外の選択肢を増やしてほしい」など包括的な内容でも大丈夫です。
中絶薬 基本のキ!ー経口中絶薬がわかる動画シリーズー
中絶薬の基本的な情報を、短い動画で説明しています。 パブコメを書くときの参考にしてください!
経口中絶薬って?(1:25)
費用負担は?(1:15)
入院は必要?(1:31)
配偶者の同意は必要?(1:31)
いまの日本の中絶方法は?(1:38)
経口中絶薬の飲み方は?(1:35)
経口中絶薬の副作用はあるの?(1:56)
パブコメの例はこちらのページでご覧ください ⇒#経口中絶薬のパブコメを書こう!
ASAJのYouTubeサイトには、その他関連する動画がアップされています。 そちらもご覧ください。⇒ ASAJ YouTubeチャンネル
パブリックコメントサイト
パブコメは、下記サイトにある意見提出フォームから送信できます。
【経口中絶薬「メフィーゴパック」の医薬品製造販売承認等に関する御意見の募集について 】
《意見の送信方法》
募集ページで「募集要領」を開く ※PDFを開かないと 2. のチェックができません。
「意見募集要領(提出先を含む)を確認しました」をチェック。
画面右下の[意見入力へ](四角い枠)をクリックすると意見入力ページが開く。
意見入力ページで意見、住所氏名などを記入。
「私はロボットではありません」をチェックして「内容を確認」、送信。
《形式》
短くても、箇条書きでもOK(2000字まで)。
住所氏名などの個人情報を記載しなくても提出できます。
スマホからも送れます。
環境依存文字(①②、ⅠⅡなど)はエラーとなりますので使わないようにご注意ください。
郵送もOK! 送り先は「募集要領」に記載しています。
《意見の内容》
承認に「賛成」か「反対」か
上記の理由 「妊娠継続が困難な人のために承認してほしい」 「手術以外の選択肢を増やしてほしい」など自分の言葉で、一言でもOK! 自身の体験やその時の感情、身近で起きたことの具体的な事実なども重要な意見!
余力があれば「製造販売後の管理方法」への意見、「入院しないでも使えるようにしてほしい」「少しでも安い金額にしてほしい」「配偶者の同意はいらない」などあなたの意見を!
《受付締切》 2月28日23時59分
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